コスト削減に役立つ高機能DB搭載サーバーに関する協業も同時発表
リホスト・ソリューション、各種ミドルウェア等のプロバイダである日本ティーマックスソフト株式会社(東京都港区、代表取締役社長:佐藤成徳、資本金:9,000万円、以下ティーマックスソフト)は、レノボ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 留目真伸、以下レノボ)と、ティーマックスソフトの超大容量データベース統合ソリューション「ZetaData(ゼタデータ)」※1を搭載する、ビッグデータ対応の高性能DWHサーバーに関して協業を開始いたしました。これは、ティーマックスソフトの「ZetaData」におけるIAサーバー協業モデル第一号となります。
また、ティーマックスソフトとレノボでは、コスト削減に役立つデータベース・ソフトウェア「Tibero RDBMS」※2とレノボ社のサーバー、およびハイパーコンバージドシステム※3に関しても、同様に協業を開始いたします。
今回の協業による製品は、協業販売パートナーにより販売されることとなり、大手から中堅までの企業および自治体等に対して販売活動を実施いたします。
■ビッグデータ時代に、大幅なTCO削減に貢献するデータベース・サーバー・ソリューション
今回のティーマックスソフト、レノボ2社による協業は、以下の3つのプロジェクトとなります。
- 1)ティーマックスソフトの超大容量データベース統合ソリューション「ZetaData(ゼタデータ)」をレノボ製サーバーに搭載したDWHサーバーを二社で共同検証し、SIer企業を通じて販売。
- 2)ハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HXシリーズ」※4が実現する統合仮想化インフラストラクチャーと、仮想化環境に最適な価格体系の「Tibero RDBMS」との組み合わせによる、データベース運用コスト削減ソリューションの提供。
- 3)代表的なRDBMSとくらべて大幅なコスト削減に役立つ「Tibero RDBMS」とレノボSystem xサーバーのリファレンス・アーキテクチャー※5の提供。
二社の協業によりローコストで大容量データ対応、高速処理が可能なデータベース・サーバー・ソリューションを、予算やシステム規模に応じたラインアップで提供することが可能となり、エンドユーザー企業の要求に幅広く対応することができます。
■超大容量データベース統合ソリューション「ZetaData」をベースとしたDWHサーバーを提供開始
「ZetaData」はティーマックスソフトが開発した特許技術、独自技術を盛り込んだ超大容量データベース統合ソリューションです。「ZetaData」はDWHソリューションとして求められる高い拡張性、高効率圧縮によるストレージの節約、OLTP/OLAP※6の統合による複雑なワークロードの高速処理能力、膨大なデータのリアルタイム処理を実現します。またインフィニバンド・ネットワーク※7を通じたRDS&RDMAプロトコル※8による高速かつ低負荷な転送により、ボトルネックのない高速データ転送を実現します。
今回のレノボとの協業により、「ZetaData」がレノボのIAサーバーで構成された高性能DBサーバーとストレージ・サーバー、高速ネットワークと統合され、高機能・大容量DWHサーバーとしてお客様に提供されます。
レノボとの協業により提供される「ZetaData」DWHサーバーは、ハードウェア・コンポーネントとして、レノボより提供される「System x3550 M5」、「System x3650 M5」に、高速な内蔵フラッシュ・ストレージ「Intel P3700 NVMeアダプター」と高速ネットワークInfiniBand FDRスイッチを組み合わせています。内蔵フラッシュ・ストレージおよびネットワークに最先端のコンポーネントを使用することで、「ZetaData」の高速性を実現することができ、信頼性の高い「System x」との組み合わせにより、大容量データにおいても、高い保全性が求められるDWHサーバーとして、安心して使うことができるシステムとなっています。さらに、ストレージ・コンポーネントをサーバー内部に配置し、ストレージ機能をソフトウェアで処理することにより、ストレージ専用装置やネットワークを必要とせず、購入コストや運用コストを削減することが可能となります。
日本ティーマックスソフトとレノボでは「ZetaData」DHWサーバーについてお客様に安心してご導入いただけるよう共同検証を実施し、またSIer様が提案、販売しやすいよう情報を整備し提供してまいります。
■運用コストを削減し、高可用性で高性能なデータベース「Tibero RDBMS」用にレノボ社製のサーバーおよびハイパーコンバージドシステムのリファレンス・アーキテクチャーも提供開始
ティーマックスソフトとレノボは、運用コストを削減し、高可用性で高性能なレノボ・サーバーと「Tibero RDBMS(以下、Tibero)」に関しても共同でリファレンス・アーキテクチャーを準備し、主にハードウェアとソフトウェアをソリューション販売するSIerや代理店を中心とした販売活動を展開します。
「Tibero」は、標準SQL規格に準拠したRDBMSとしての機能、クラスタリング機能(TAC=Tibero Active Clustering) 等、業界標準となっている他社RDBMSとの高い互換性を持ちながら高機能・低価格を実現している、ティーマックスソフトが提供するRDBMSです。官公庁をはじめ、金融・製造・通信等、世界2,000社近い導入実績を誇り、データベース環境の最適化を実現しています。
「Tibero」は従来の代表的なRDBMSと比べ、ライセンス料金や保守費用を大幅に削減することが可能です。特に仮想環境において、大きな運用コストの削減効果を発揮することが可能となります。したがってレノボのハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HX シリーズ」と組み合わせることで、これまで独立した環境で稼働させざるをえなかったRDBMSサーバーを、統合仮想プラットフォーム上に統合することが可能となり、運用コストの大幅な削減が可能となります。このように「Tibero」とレノボのサーバー製品とを組み合わせることにより、ユーザー企業から求められるコスト削減に応えながら、利便性の高いシステム運用を実現できるものとなります。
今回の協業においては、Tiberoとレノボ・サーバー製品のリファレンス・アーキテクチャーを提供し、協業販売パートナーが販売しやすい環境を提供するとともに、両社でセミナーやイベントを実施するなど製品理解の促進と市場における需要を喚起する施策も展開してまいります。
なお、今回のティーマックスソフトおよびレノボによって検証された「ZetaData」DWHサーバーや、「Tibero」とレノボ・サーバー「System x」、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー「Lenovo Converged HXシリーズ」は、協業販売パートナーとして賛同いただいたユニアデックス株式会社を通じて、販売および導入サービス、保守の提供が行われる予定です。
◆ZetaData 製品ページ(日本ティーマックスソフトHP)
●今回の協業における当社コメントについて
「当社は、これまで、リホスト・ソリューション「OpenFrame」や「Tibero RDBMS」をはじめとする独自開発のミドルウェアの提供を通じて、高性能・低コストというお客様の求めるシステム改善を実現し、システムのオープン化を進めてきました。この当社の歴史を通じて、ビッグデータ対応の大容量高速:安定処理を実現する超大容量データベース統合ソリューション「ZataData」が誕生しました。「ZataData」とレノボ・ジャパン様の高性能サーバーが統合され、代表的なDWH製品と同等の性能ながら、約50%の価格低減が実現しました。さらに、ローコスト・ハイパフォーマンスを実現するRDBMSである「Tibero」搭載のDBサーバー提供を含めて、レノボ・ジャパン様との協業を通じてお客様企業の新たなシステム・イノベーションのお手伝いをできますことを、大変嬉しく思います。」
日本ティーマックスソフト株式会社
代表取締役社長 佐藤成徳
●レノボ・ジャパン株式会社のエンドースメント
「レノボの日本におけるパートナープログラム「Lenovo Together プログラム」に日本ティーマックスソフト様に参加いただき、同社の「ZetaData」を当社が提供するSystem x製品と組み合わせたソリューションを共同で動作検証をしました。
この検証済みソリューションや同社の「Tibero RDBMS」を、第三のプラットフォームで使用されるような大容量データの高速処理を求められているデータセンターや大規模システムを有する企業に提供することで、大幅なTCO削減に貢献する等、お客様の事業基盤革新の支援ができると確信しております。レノボは、カスタマー・エクスペリエンス・センターにおいて、お客様の実機による検証設備を用意しており、ユニアデックス様と日本ティーマックスソフト様の販売活動の支援を実施して参ります。」
レノボ・ジャパン株式会社 データセンターグループ事業本部事業部長/
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社 執行役員・ゼネラルマネージャー
上原 宏
●ユニアデックス株式会社のエンドースメント
「ユニアデックスは、このたびの日本ティーマックスソフト様とレノボ・ジャパン様のデータベース・サーバー・ソリューションに関する協業開始を心より歓迎いたします。
弊社は、2014年より日本ティーマックスソフト様の「Tibero RDBMS」を自社システムへの導入を通じた技術検証を行った上で、お客様への販売、構築ならびに自営での保守サービスを提供しております。また、レノボ・ジャパン様の「System x」においても2008年より販売・導入および24時間365日の自営保守サービスを提供しております。
弊社では両社との従来からのパートナーシップをベースに、このたびのデータベース・サーバー・ソリューションに対する提案・構築・保守サービスをワンストップで提供することにより、お客様の課題解決、満足度向上に貢献してまいります。」
ユニアデックス株式会社
取締役副社長執行役員 兼 エクセレントサービス創生本部長
山本 敏郎
■レノボとティーマックスソフトの協業ソリューションの価格について:
それぞれの基本的なシステム構成例における料金の目安です。詳細はお問合せください。
※運用費、保守費等は別途料金となります。
- 1)「ZetaData」搭載DWHサーバー:2000万円~(税別)
- 2)データベース統合仮想化インフラストラクチャー
「Tibero RDBMSおよびLenovo Converged HX シリーズ」:830万円~(税別) - 3)「Tibero RDBMSおよびSystem x」:160万円~(税別)
◆日本ティーマックスソフトについて
日本ティーマックスソフト社は、韓国ティーマックスソフト社の日本法人として2000年に設立されました。韓国ティーマックスソフト社で開発されている、TPモニター「Tmax」、Webアプリケーションサーバー「JEUS」、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」、およびデータベース「Tibero RDBMS」など、お客さまシステムの中核を担うミドルウェアや各種ソリューションの販売および技術サポートなどを行っています。
https://www.tmaxsoft.co.jp/
- ※1)ZetaData: TmaxSoftのRDBMS「Tibero」をベースに、高性能DB サーバーと分散ストレージ・サーバー、高速ネットワークを通じて、大容量データの迅速な処理とシステムの安定性を提供する統合データ・ソリューション。日本では2015年12月に発表し、2016年2月に提供開始した。
- ※2)Tibero RDBMS:韓国ティーマックスデータ社が開発元であるRDBMS。2003年発売以来、公共分野を中心に多くの企業で採用されており、現在、累計で2,000社以上の導入実績を確保している。日本では2012年2月より「Tibero 5.0」の出荷を開始。標準SQL規格に準拠したRDBMSとしての機能、クラスタリング機能(TAC=Tibero Active Clustering) を持っている。特にOracle DB等、代表的なDBとの互換性が高いため、プログラムを変更することなく既存のアプリケーション資産を移行し、運用することが容易に行える。2015年9月に最新バージョンとなる「Tibero 6」を発表した。
- ※3)ハイパーコンバージドシステム: 運用実績のあるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、仮想化の各要素から構成された
事前に設計されたインフラストラクチャー・ソリューション。ソフトウェアによって、各サーバーに内蔵されたストレージをストレージプールにまとめて利用する構成のため、共有ストレージシステムと比較してコストを低減することが可能。 - ※4)Lenovo Converged HXシリーズ: レノボと米ニュータニックス社の協業で生まれた、汎用サーバーソフトウェアを組み合わせたアプライアンスにより、コンピューティングとストレージリソースを高度に結合した基盤ソリューション。
- ※5)リファレンス・アーキテチャ: 事前に設計されたインフラストラクチャー・ソリューション。運用実績のあるコンピューティング、ストレージ、ネットワーク、仮想化の各要素から構成されている。
- ※6)OLTP(On-Line Transaction Processing) :オンライントランザクション処理。ネットワークに接続された複数の端末がホストコンピュータにアクセスして処理要求を行い、処理結果を即座に端末に送り返す処理方式。OLAP( On-line Analytical Processing):オンライン分析処理。クライアントが直接DBの検索・集計を行って分析するデータ分析の方法。
- ※7)インフィニバンド(InfiniBand): 2000年に業界団体InfiniBand Trade Associationによって策定された通信規格。様々なハードやソフトを予め組み合わせた垂直統合型システムで、サーバー間をつなぐ高速ネットワークとしてインフィニバンドの利用が進んでいる。
- ※8)RDS&RDMAプロトコル: RDS(Reliable Datagram Socket):Reliable Datagram Socket (RDS)は、インフィニバンド上の通信に使用されるオープン・ソース・プロトコル。RDMA(Remote Direct Memory Access)は、CPUが介在することなく、ホストメモリへ直接アクセスを行うデバイスの機能。「ゼロコピー」として、データはネットワークレイヤ間のコピー無しでバッファへ送信または受信できる。
<お問い合わせ先>
日本ティーマックスソフト株式会社
営業統括本部 営業部
TEL : 03-5765-2554
E-mail : sales@tmaxsoft.co.jp
お問い合わせフォーム : https://www.tmaxsoft.co.jp/contact
ホームページ : https://www.tmaxsoft.co.jp/
※Lenovoは、Lenovo Corporationの商標です。
※Tmax OpenFrame、Tmax、JEUSは、TmaxSoft Co. Ltd.の登録商標または商標です。
※Tibero RDBMS、ZetaDataは、TmaxData Co. Ltd.の登録商標または商標です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。