~ビッグデータ時代の大容量データに対応した高速化アーキテクチュアと新機能が満載~
クラウド・サービスプロバイダーやクラウド・インテグレーター等のニーズに対応し、
大規模システム向けのメインDBMSへさらなる高速化と安定性を実現!
リホスト・ソリューション、各種ミドルウェア等のプロバイダである日本ティーマックスソフト株式会社(東京都港区、代表取締役社長:佐藤成徳、資本金:9,000万円、以下日本ティーマックスソフト)は、ビッグデータ時代の大容量データに対応した高速化アーキテクチュアと新機能が満載したRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)ソフトウェアである「Tibero 6」を平成27年9月1日より提供開始致します。
「Tibero 6」は、独自の「ハイパースレッド・アーキテクチュア」を用い、従来ボトルネックとなっていたプロセス、特に入出力制御プロセスを多重化したスレッド構造を持っています。これはセッションが増加するほど安定した性能を発揮するという、まさにビッグデータ時代の大容量データに対応できるものとなります。また、処理の遅延を招く「共有プールの断片化」を最小限にする「階層共有プール機能(方式)」が高速化を加速し、さらに「暗号データアクセス機能」により、TDE(Transparent Data Encryption)列でも範囲検索をサポートし、安全性と高速性の両立を実現しました。
今回、「Tibero 6」の提供において、大規模システムにおけるその安定性や高速性から、特にクラウド・サービス事業者やクラウド・インテグレーターといった、クラウド・サービスを普及させている企業との連携を強めて参ります。この事業展開においては、本年4月発表のTibero事業拡張のための新たなパートナー制度「Japan Partner Program(ジャパン・パートナー・プログラム)」)を活かしながら、全国で研修やサポートを拡充し、パートナー企業を増やし、販売チャネルを拡大していきます。
「Tibero 6」の価格は、Standard Edition Lite/ Processor単位 409,700円~(税別)となります。
他にも、クラウド・サービス事業者や各種インテグレーターとのOEM提供による事業展開も検討して参ります。
日本ティーマックスソフトでは、 「Tibero 6」関連事業において、2~3年で2500社への導入をめざしております。
■最適化されたスレッド構造を採用することで、セッションが増加するほど安定した性能を発揮
「Tibero 6」は、独自の「ハイパースレッド・アーキテクチュア」を用い、従来ボトルネックとなっていたプロセス、特に入出力制御プロセスを多重化したスレッド構造を採用しているため、ボトルネックの少ない効率的なサーバー構造を持ち、セッションが増加するほど安定した性能を発揮するという、まさにビッグデータ時代の大容量データに対応できるものとなります。
■マイグレーション・ツールとして「OpenFrame」を採用したポイントとメリット
「Tibero 6」の高速化共有プロセス構造では・・・、
- ハイパースレッド・アーキテクチュアによるボトルネックの解消
- 大規模なリクエスト処理時の大幅な性能の向上
- 複数のワーキング・スレッドで同時に数千のリクエストの処理が可能
従来の他製品の共有プロセス構造では・・・、
- プロセス間の不要なメモリー・コピーによる速度の低下
- Dispatcherがすべてのメッセージを中継処理するため、ボトルネックが発生
- プロセス構造に依存する固有の問題

■「Tibero 6」の主な新機能:
「Tibero 6」の主な新機能は以下の通りです。
【高速化】
●階層共有プール方式を採用
共有プールの断片化を最小限にする階層共有プール方式を採用しました。
●暗号データアクセス機能を搭載
TDE(Transparent Data Encryption)列に対し範囲スキャン機能をサポートします。
【可用性】
●TAS機能
TAS(Tibero Active Storage)機能により、ディスクの動的構成機能をサポートします。
●リアルタイムSQLモニタリング機能
リアルタイムなパフォーマンス測定機能をサポートします。
●より微細な障害検出機能
インスタンスレベルのダウンでフェイルオーバする機能をサポートします。
●DBデグラデーション&リカバリー機能
DBの障害部分を切り離し、リカバリーを行う機能をサポートします。
【セキュリティ】
●OS認証統合機能
OSの認証を流用しTiberoにログインする機能を搭載しています。
●SALTオプション機能
TDE(Transparent Data Encryption)列に対し範囲スキャン機能をサポートします。
【ユーティリティ】
●テストリカバリー機能
マスタ以外のDBにリカバリーを行うテストリカバリー機能をサポートします。
●DB整合性チェック機能
DBファイルの整合性をチェックするユーティリティをサポートします。
■新たなパートナー制度を活かして、クラウド・サービス事業者やクラウド・インテグレーターへ販促活動
「Tibero 6」は基本的に全業種をターゲットとしていますが、特にコスト意識の高いお客様に注力していきたいと考えております。オープン環境への移行を進めながら、既存のRDBMSにおいて、高いランセンス費用が負担となっている企業様や、ユーザ企業からのコスト削減要求との板ばさみになっているSIer様は多く存在します。そのような企業と、「Tibero 6」を通じて連携を取り、さらに、大規模システムにおけるその安定性や高速性から、特にクラウド・サービス事業者やクラウド・インテグレーターといった、クラウド・サービスを普及させている企業様との連携も強めて参ります。
Tiberoの事業拡張のため、より強力なパートナー制度(「Japan Partner Program(ジャパン・パートナー・プログラム)」)を4/1に発表致しました。これはプラチナパートナー、ゴールドパートナー、サーティフィケーションパートナーといった認定制度を整備し、それに合わせて研修やサポートを拡充していくもので、その後、各地での大規模なセミナー活動等を行いながら、パートナー企業を増やし、販売チャネルを拡大している状況です。いずれはサポートセンターを日本国内にも設置することを考えております。
■「Tibero6」のライセンス価格:
Standard Edition Lite / Processor単位 | 409,700円~(税別) |
Standard Edition / Processor単位 | 1,236,400円~(税別) |
Enterprise Edition / Processor単位 | 3,355,900円~(税別) |
■「Tibero 6」の年間サポート価格:
ライセンス価格の15%
■「Tibero 6」の動作環境:
対応OS:
HP-UX 11i v3および11i v2
Oracle Solaris 11, 10およびSolaris9
IBM AIX 7.1, 6.1および5.3
Red Hat Enterprise 7 , 6, 5,および4
Widows 7
Windows Server 2008および2012
◆リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)『Tibero RDBMS』について:
『Tibero RDBMS』は2003年に発売以降、韓国国内の公共分野を中心に多くの企業で採用されており、現在、累計で1,000社以上の導入実績を確保しています。標準SQL規格に準拠したRDBMSとしての機能、クラスタリング機能(TAC=Tibero Active Clustering) を持っています。特にRAC※1機能、PL/SQL※2、データの読み取りの一貫性など、Oracle DBが持つ独自機能と同等の互換機能を実装しています。また、Oracle DBとの互換性が高いため、プログラムを変更することなく既存のアプリケーション資産を移行し、運用することが容易に行えることが大きな特徴です。Tibero RDBMSの開発元であるティーマックスデータ社では、今後のリリースに向けて、Oracle DBとのより高い互換性やビッグデータへの対応、インメモリデータベースなど最新のテクノロジーを採用した製品開発に邁進しています。『Tibero RDBMS』は、次世代のビッグデータインフラとして期待が寄せられている製品です。
※1) | RAC: | Oracle Real Application Clustersの略。Oracle DBに実装された、ロードバランス型クラスタを構成するための仕組み。 |
※2) | PL/SQL: | Procedural Language Extensions to SQLの略。Oracle社が開発したSQLを独自に拡張したプログラミング言語。PL/SQLをSQLに加え、手続型プログラミングが可能。 |
◆日本ティーマックスソフトについて
日本ティーマックスソフト社は、韓国ティーマックスソフト社の日本法人として2000年に設立されました。韓国ティーマックスソフト社で開発されている、TPモニター「Tmax」、Webアプリケーションサーバー「JEUS」、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」、およびデータベース「Tibero RDBMS」など、お客さまシステムの中核を担うミドルウェアや各種ソリューションの販売および技術サポートなどを行っています。
https://www.tmaxsoft.co.jp/
<お問い合わせ先>
日本ティーマックスソフト株式会社
経営本部 マーケティング部
TEL:03-5765-2554
E-mail:marketing@tmaxsoft.co.jp
問い合わせフォーム:https://www.tmaxsoft.co.jp/contact
ホームページ:https://www.tmaxsoft.co.jp/
※Tmax OpenFrame、Tmax、JEUSは、TmaxSoft Co. Ltd.の登録商標です。
※Tiberoは、TmaxData Co., Ltd.の登録商標です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※参考資料: 【「Tibero 6」の構造について】
