~データベースや各種ミドルウェアのコストを最大50%削減するPaaS型クラウドサービス~
日本ティーマックスソフト株式会社(略称:日本TmaxSoft、本社:東京都港区、代表取締役社長:早水 光祥)は本日、リレーショナル・データベース・マネジメント・システム(以下、RDBMS) 『Tibero RDBMS』のクラウド版『Tibero RDBMS for cloud(ティベロ・アールディービーエムエス・フォー・クラウド)』と、Webアプリケーションサーバーのクラウド版『JEUS for cloud(ジェウス・フォー・クラウド)』、Webサーバーのクラウド版『Tmax WebtoB for cloud(ティーマックス・ウェブトゥービー・フォー・クラウド)』を本日11月1日より提供開始することを発表いたします。
同時に、日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一)が提供しているエンタープライズ向けのクラウドサービス「HP Enterprise Cloud Services-Virtual Private Cloud(以下、HP ECS)」へ、今回発表した「Tibero RDBMS for cloud」をはじめとするクラウド対応のミドルウェア製品を組み込むための特別対応版となる『Tibero RDBMS for ECS』、『JEUS for ECS』、『Tmax WebtoB for ECS』の提供も同じく11月1日に開始いたします。これによりデータベースや各種ミドルウェアのコストを最大50%削減できるPaaS型クラウドサービスの提供が可能となります。
一般に、データベース関連システムの新規構築や、データベース関連システムの移行には、ハードウェアやソフトウェアライセンスの大きな初期投資費用が課題になります。しかし、日本HPが提供するクラウドサービスであるHP ECS上に『Tibero RDBMS for ECS』をはじめとする各種ミドルウェア製品を組み込むことにより、大幅なコスト削減を実現します。
日本HPのエンタープライズ向けの仮想プライベートクラウドサービスである「HP ECS」は、企業の中核となるアプリケーションを実行するために、ITに必要な機器の購入・導入・維持を行うのではなく、また資本投資や調達・設置の負担を負わずに、サーバーやストレージ等のリソースは使用したサービス量に対してのみ料金を支払うという従量課金を実現しています。特にセキュリティ機能は非常に堅牢に実装していますので、エンタープライズ向けに最適な仮想のプライベートクラウドを提供可能です。また、日本TmaxSoftが提供する『Tibero RDBMS』は、Oracle Databaseとの互換性が高く、既存のアプリケーションの流用が容易で運用スキルなども有効活用が可能となります。そのため、データベース関連システムの新規構築における初期投資費用の大幅な削減はもちろんのこと、現在Oracle Databaseを利用しているシステムをECS上に移行することで、運用コストの大幅な削減が可能となり、データベース関連システムの新規構築や、運用コスト削減を目的にシステム移行を検討されているお客様から大きな期待が寄せられています。
本クラウドサービスは、初期投資不要なクラウドサービスと、お客様がソフトウェアライセンスの購入が不要なデータベース製品である『Tibero RDBMS』を使用料として月額課金化するモデルを組み合わせる事により実現していますので、数年後の稼働ピークの予測に対して投資を行うオンプレミスと比較して、利用量の変化に対する従量課金となり無駄な投資やコンピュータ資源の資産を保持する必要がありません。したがって、システム開発期間にシステムのサイジングを確定すれば良くなり、サイジング誤りのリスクを回避する事も可能です。
また、日本HPが提供するクラウドサービスへの移行コンサルティングである「Application Transformation to Cloud アセスメント」を提供し、アプリケーションのクラウドへの移行性評価と移行優先度の決定を図ることにより、低リスのクラウド環境への移行が実現可能です。
日本TmaxSoftと日本HPは、2012年6月にリホスト・ソリューション『Tmax OpenFrame』販売に関する代理店契約を締結しており、2013年5月には、その他ミドルウェア製品販売に関する契約も締結しています。
今回のcloud版搭載を機に、今後、日本TmaxSoftと日本HPは、これまで手掛けてきた大規模マイグレーション案件だけでなく、中堅・中小を含めた様々なシステム案件に対しても、日本TmaxSoftの各ソリューションを活用し、さらなる協業を進めるものです。金融、製造、製薬、運輸、流通、通信、自治体、公共等の各分野においてTmaxSoftのデータベースやWebアプリケーションサーバーなどのミドルウェア製品を活用することにより、コスト削減及び納期短縮、さらに、運用コスト削減や更新・運用の手間が少ないシステムの実現が期待されています。
日本TmaxSoftでは、今回発表した3種のミドルウェア製品cloud版を、オープンシステム基盤構築を戦略的に低コストで行いたい、大企業、及び中堅中小企業を対象に展開し、「HP ECS」への搭載を含め、初年度5,000万円の売り上げを目標としています。
◆ 新製品:
1)『Tibero RDBMS for cloud(ティベロ・アールディービーエムエス・フォー・クラウド)』:
提供開始:2013年11月1日
価格:初期費用:0円 (税別)、月額使用料:14万円~(税別)
2)『JEUS for cloud(ジェウス・フォー・クラウド)』:
提供開始:2013年11月1日
価格:初期費用:0円(税別)、月額使用料:8万7千円~(税別)
3)『Tmax WebtoB for cloud(ティーマックス・ウェブトゥービー・フォー・クラウド)』:
提供開始:2013年11月1日
価格:初期費用:0円(税別)、月額使用料:3万円~(税別)
◆日本ティーマックスソフト社、韓国ティーマックスソフト社、Tibero社について
日本ティーマックスソフトは2000年に設立、TPモニター「Tmax」、Webアプリケーションサーバー「JEUS」、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」、データベース「Tibero RDBMS」など、お客様のシステムの中核を担うミドルウェアや各種ソリューションの販売及び技術サポート等を行っています。
ご提供する製品は、日本ティーマックスソフトの本社である、韓国ティーマックスソフト社(各種ミドルウェア、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」等)およびTibero社(データベース「Tibero RDBMS」およびデータベース関連製品)で開発されています。
住所 : 〒108-0073 東京都港区三田3-12-16山光ビル5F
ウェブサイト : https://www.tmaxsoft.co.jp/
<お問い合わせ先>
日本ティーマックスソフト株式会社 TEL : 03-5765-2550
お問い合わせフォーム : https://www.tmaxsoft.co.jp/contact
ホームページ : https://www.tmaxsoft.co.jp/
※Tmax OpenFrame、Tmax、JEUS、Tmax WebtoB等は、TmaxSoft Co., Ltd.の登録商標または商標です。
※Tiberoは、Tibero Co., Ltd.の登録商標または商標です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
◆リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)「Tibero RDBMS」について
「Tibero(ティベロ) RDBMS」は、Tibero社が持つミドルウェア開発の高度な技術力によって誕生した、リレーショナル・データベース管理システム(RDBMS)ソフトウェアです。安定かつ高速なデータ処理の実現ため、マルチ・プロセス、マルチ・スレッドアーキテクチャーを採用し開発されています。標準SQL規格に準拠しており、他のデータベースやサード・パーティー製品との互換性や連携に優れています。また、Oracle Database固有の機能(RAC、PL/SQLなど)と同等の機能を独自の技術により実現しているため、既存のアプリケーション資産を移行し運用することが可能です。
「Tibero RDBMS」は2003年に発売以降、公共分野を中心に多くの企業で採用されており、韓国では現在提供中の最新版「Tibero RDBMS 5.0」まで累計で、700社以上の導入実績を確保しています。日本では2012年2月より「Tibero RDBMS 5.0」の出荷を開始いたしました。
2013年9月に韓国において、ビッグデータ・ソリューション「Infini*T」の中核をなすRDBMSとして「Tibero RDBMS 6.0」のコンセプトを発表しました。Tibero社では、2014年初旬のリリース(韓国)に向けて、従来のRDBMSにインメモリ・データベースを統合した新しいデータベースの開発に邁進しています。Tibero RDBMSは、次世代のビッグデータインフラとして期待が寄せられている製品です。
◆Webアプリケーションサーバー『JEUS』、Webサーバー『Tmax WebtoB』について
「JEUS(ジェウス)」(Java Enterprise-User Solution)は、「J2EE」を基盤としたWebソリューション(「J2EE 1.4」及び「Java EE 5 認証」を取得済み)であり、Web環境でアプリケーションの運用に必要な各種サービスを提供するWebアプリケーションサーバーです。韓国内ではWebアプリケーションサーバー市場シェアNo.1を誇る製品です。また、「Tmax WebtoB」は、強力な負荷分散機能と高度な安定性を誇るWebサーバーで、エンタープライズ・システム・サービスへのWebアクセスを可能にします。「JEUS」と連携することにより、強固なセキュリティレベルでの運用が可能となります。
◆日本HPのEnterprise Cloud Serviceについて
従来型のオンプレミス環境がクラウドに移行される中で、プライベートクラウドやパブリッククラウドの普及が本格化しています。また、プライベートクラウドやパブリッククラウドの中間に位置する管理されたクラウドサービスである「マネージドクラウド」も存在しています。現在のクラウド市場では、「セキュリティや管理レベル、アーキテクチャー、テクノロジーが管理されない状態」になっており、日本HPはそれらの課題を解決する「HP Converged Cloud」を発表しています。「HP Converged Cloud」では、選択(Choice)、信頼性(Confidence)、一貫性(Consistency)の3つの“C”をコンセプトとし、パブリック、プライベート、マネージドの各クラウドを適材適所で柔軟に利用し、これらをシームレスにつないで連携させる、というベースコンセプトにしていますが、Choiceという点では、OpenStackなどのオープンソースソフトを活用するなど、常にオープン性を重視。またConfidenceでは、長年提供してきた運用管理のノウハウを含め、安心・安全を提供。Consistencyでは、すべて同じアーキテクチャーで、一貫性を持って提供することを何よりも重視しています。今回の発表での、『HP Enterprise Cloud Service』では、この「HP Converged Cloud」のコンセプトで提供するマネージドクラウドサービスの位置付けとしてエンタープライズ向けのユーザーに提供しています。