報道関係各位
日本ティーマックスソフト株式会社
]~クラスタリング機能搭載により、オラクルのアプリケーション資産を完全継承~
日本ティーマックスソフト、業界初の本格的オラクル互換の
RDBMSソフトウエア「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」を新発売
シーイーシー、ニッセイ情報テクノロジー 等と提携し、日本市場での普及を図る
リホスト・ソリューション、各種ミドルウエア等のプロバイダである日本ティーマックスソフト株式会社(東京都港区、代表取締役社長:榎本幹士、資本金:9,000万円、以下日本ティーマックスソフト)は、業界で初めて、オラクルのアプリケーション資産が完全継承できるRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)ソフトウエアである「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」※を、平成24年2月より提供開始します。
「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」は、メインフレームをオープン環境に完全移行可能なリホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame(ティーマックス・オープンフレーム)」※を開発・提供している当社が持つ、ミドルウエア開発の高度な技術力によって誕生した、RDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)ソフトウエアです。独自のアーキテクチャーによって誕生した、クラスタリング※機能を搭載することで、運用基準の変更無しに、従来のRDBMS、特にオラクルのアプリケーションの実行が可能となり、従来のソリューションでは実現できなかった、オラクルのアプリケーション資産を完全継承することができるようになりました。
今回の「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」の提供により、日本ティーマックスソフトは、レガシー・マイグレーションを積極的に進めるソリューション・プロバイダである、株式会社シーイーシー(東京都渋谷区:代表取締役社長:新野和幸、資本金:65億8,600万円、以下シーイーシー)、ニッセイ情報テクノロジー株式会社(東京都大田区:代表取締役社長:和田俊介、資本金:40億円、以下ニッセイ情報テクノロジー) 等と代理店契約を締結し、ともに、日本市場における「Tibero(ティベロ)」を中核としたソリューションの提供を推進して参ります。
「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」の価格は、Standard Edition One / Processor単位 409,700円~(税別)。
日本ティーマックスソフトでは、「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」関連事業において、初年度10億円の売上をめざしております。
※「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」:バージョン5.0が日本市場初登場となります。
※「Tmax OpenFrame」:「Tmax OpenFrame(ティーマックス・オープンフレーム)」は、メインフレームで使用している資産(アプリケーション、データ、画面など)をオープンプラットフォーム上でも使用することを可能とするリホスト・ソリューションです。
※クラスタリング:複数のコンピュータを連結し、全体で1台のコンピュータであるかのように見せる技術。クラスタリングされた複数のコンピュータをまとめて、1台のコンピュータを扱うように管理・運用することが可能で、そのうち1台が障害などで停止してもシステム全体が止まることはなく、処理を続行したまま修理や交換を行うことができるというメリットがあります。
■オンライン・バックアップ機能等、運用基準の変更なしに、オラクルのアプリケーションが実行可能!
「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」は、リレーショナルモデルに基づいた、データベースマネジメントシステムです。多数のユーザが膨大なデータを同時に処理する大規模環境において、一貫したデータ処理を効率的に行うことを可能とします。そのアーキテクチャーは、効率的に大量のデータ処理のリクエストを実行するためにさまざまな機能を搭載しています。特に、以下に記述いたします「HAクラスタリング機能」は、従来のソリューションが実現できなかった、独自のアーキテクチャーによる他のRDBMS、特にオラクルのアプリケーション資産の継承を可能にしています。
■Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」の主な特徴:
●オラクルのアプリケーション資産を継承可能なHAクラスタリング機能(TAC機能)を搭載
「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」では、共用ディスク方式と独立ディスク方式(データ複製方式)の二つの異なるHAクラスタリング技術の提供により、高い可用性と拡張性を実現する「TAC(Tibero Active Clustering :ティベロ・アクティブ・クラスタリング)」機能を搭載しています。特に、システムのダウンタイムが一切許されないミッションクリティカルなユーザーサービスの現場においては、共用ディスク上のデータベースに対して、複数ノードから直接アクセス可能な Shared Everything(シェアード・エブリシング)※方式による並列トランザクション技術をサポートすることで、特定ノードの障害によりデータベースへのアクセスが中断するShared Nothing(シェアード・ナッシング)※方式の大きな欠点※を解決しました。
※Shared Everything(シェアード・エブリシング)方式:
異なるノード(簡単に言えばサーバ)が共用ディスク上のデータベース資源を共有するクラスタリングモデル。
※Shared Nothing(シェアード・ナッシング)方式:
それぞれのノードが、自分の環境に接続するデータベース資源のみを占有するクラスタリングモデル。
※Shared Everything方式とShared Nothing方式の短所と長所:
Shared Everything方式は、物理的に同じデータベースを並行して処理するため、今自分がアクセスしているデータベースの情報を残りのノードに適時通知しないといけないため、その複雑な制御と処理のオーバーヘッドが、ノードの数が増えれば増えるほど問題となりますが、特定のノードがダウンしても、残りのノードがデータベースへの処理を引き継ぐため、システム的なダウンタイムは原則発生しないという大きな長所があります。
一方、Shared Nothing方式は、自分が占有するデータベースの処理に専念でき、ノード間のコミュニケーションも
限定的なものであり、そのオーバーヘッドはShared Everything方式に比べて大変小さなものとなりますが、ノードが死んだ場合、そのノードで管理されているデータベースへの一切の処理が出来なくなるという致命的な欠点を抱えており、ミッションクリティカルなシステムへの利用は危険と言わざるを得ません。
●その他の主な特徴:
・行レベル・ロック:
アプリケーション間のデータ資源の競合を最小化するため、行レベル・ロックの機能を採用。その場合でも、ロックされた行に対する参照は可能であり、処理待ちは発生しません。加えて、ロック・エスカレーション※を回避することで、処理の同時実効性を最大化します。
※ロック・エスカレーション: DBMS(データベース管理システム)の機能で、同じテーブルに対して行単位やページ単位などのロック(データベースに書き込み処理を行う時、データの整合性を保つために、データの読み書きを一時的に行う制限)が頻発した際に、それらをまとめてテーブル全体をロックすること。
・パーティショニング:
データ量増加に伴い、それらデータの特性に合わせ、柔軟にパーティション(レンジ、リスト、ハッシュ、コンポジット)を選択して管理することで、レスポンスの向上に加え、データベース管理のしやすさと可用性向上を実現します。パーティション化されたテーブルには、ローカルインデックスとグローバルインデックスがサポートされます。
・業界標準のサポート:
標準SQL規格に準拠するだけでなく、多くの業界標準のインターフェースを提供しています。
また、JDBC, ODBC, OLE DB, CLI(Call Level Interface) 等もサポートしています。
・他社データベース製品との連携:
ODBC、JDBCゲートウェイにより、他社データベース製品(Oracle, DB2, MS SQL, Sybase)との連携を実現しました。
・互換性のあるストアド・プロシージャ:
Oracle PL/SQL と文法互換のtbPSMを提供します。そのため、Oracle用に開発されたPL/SQLのプログラムは、ソースコードを一切変更することなく、「Tibero(ティベロ) RDBMS」でもそのまま利用することが出来ます。
・読取り処理の一貫性(マルチバージョニング):
更新前のデータをDBブロックの履歴として管理することで、ユーザはいつでも、SELECTを発行した時点のデータを読み取る事ができます。
・パラレル・クエリー:
一つのSQLをマルチスレッドで構成されるクエリーとして並列的に実行することで、検索処理を高速化することができます。
・バックアップ と リカバリー:
サービスを中断することなくデータのバックアップを実現する、オンライン・バックアップの機能が提供されます。また、オンライン・リカバリー機能の提供により、障害が発生した特定のテーブル・スペースだけを切り離して修復することが出来ます。
バックアップの取り方としては、フルバックアップに加えて増分バックアップもサポートされます。
・互換性のある埋め込み型SQL:
CプログラムやCobolプログラムから、Oracleデータベースにアクセスするためのプリプロセッサと文法互換のtbESQLを提供します。そのため、Oracle用に開発されたPro*C、Pro*Cobolの埋め込み型SQLのプログラムは、ソースコードを一切変更することなく、「Tibero(ティベロ) RDBMS」でもそのまま利用することが出来ます。
・各種 開発・運用ユーティリティ:
tbAdmin :SQLクライアント用ツール
tbExport/tbImport:データ転送ツール
tbLoader:大容量データ高速ローディングツール
tbMigrator:Oracleデータベースデータを「Tibero(ティベロ) RDBMS」にマイグレーションするためのツール
■シーイーシー、ニッセイ情報テクノロジー 等の有力SIerとの強力な販売体制
日本ティーマックスソフトでは、今回の「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」の提供開始に合わせ、シーイーシー、ニッセイ情報テクノロジー、野村総合研究所といった、有力なソリューション・プロバイダとのパートナーシップをもとに、コスト削減とさらなるIT化の促進という二つの課題を抱えたユーザ企業様のご要望や立場に立った、付加価値の高いソリューション提案を進めて参ります。
●お取引先様から寄せられたコメント:
・株式会社野村総合研究所: 専務執行役員 IT基盤サービス担当 末永 守様
「Tmaxグループには、大手金融機関のリホストプロジェクトで大変お世話になりました。
この度、日本でリリースされるTiberoは、業界標準のOracleとの親和性が大変高い点が興味深く、
データベースを利用するユーザの選択肢を増やし、柔軟なシステム設計を可能とする事を期待しております。
Tmaxグループの益々の発展とTiberoの日本市場での普及をお祈りしています。」
●パートナー企業から寄せられたコメント:
・株式会社シーイーシー: 執行役員 プラットフォームサービス事業部長 河野 十四郎様
「シーイーシーは、日本ティーマックスソフト株式会社の「Tibero RDBMS 5.0」の国内出荷開始を歓迎し、これに賛同いたします。当社はTiberoとOracle製品との高い親和性に期待し、お客様が安心してご利用できるビックデータ時代のデータベース最適化に貢献したいと考えております。
今後のTmaxグループのご発展とTiberoの一層の市場への浸透を祈念いたしております。」
・ニッセイ情報テクノロジー株式会社: 執行役員 藤木 真一郎様
「ニッセイ情報テクノロジー株式会社は、このたびの「Tibero RDBMS 5.0の日本市場リリース」の発表を心より歓迎いたします。高機能、安価なTiberoと弊社の構築・運用経験により、低コストで質の高いシステム基盤をご提供できるものと確信しております。」
以上をご理解の上、オラクルのアプリケーション資産が完全継承できる、業界初のRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)ソフトウエアである「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」につきまして、ご紹介またはご取材をご検討いただければ幸いです。
◆Tmaxグループ、ならびに日本ティーマックスソフトについて
TmaxグループはTmaxSoft Co.,Ltd.、日本、米国、中国の現地海外法人、Tibero Co.,Ltd.からなる企業向けソフトウエアの専業メーカーです。韓国に本社を置くTmaxSoft Co.,Ltdは、1997年に産学協同で設立されました。97年にTPモニタ「Tmax」のリリース以降、Webアプリケーションサーバ「JEUS」、データベース管理システム「Tibero」、リホスト・ソリューション「Tmax OpenFrame」などのミドルウエアおよびソリューション製品を開発・販売しています。Tmaxグループの製品は、ミッションクリティカルな大規模システムに数多く採用されており、現在まで、官公庁、金融、製造、情報通信などの各分野において約1,400社以上のシステムに導入されています。
2003年5月に、データベース部門を独立・分社化して、データベース専業メーカー「Tibero(ティベロ) Co.,Ltd(2010年12月TmaxDataからTiberoに社名変更)」を設立しました。現在では700以上のサイトで、Tibero RDBMSおよびTmaxSoft社のソリューションのデータ制御機能として、Tibero社のデータベース技術が採用されています。
日本ティーマックスソフトは、Tmaxグループ初の海外法人として2000年に設立され、国内では「Tmax OpenFrame」を使った金融機関等への大規模な導入実績があります。
住所: 〒108-0073 東京都港区三田3-12-16山光ビル5F
ウェブサイト: https://www.tmaxsoft.co.jp/
記
製品名:「Tibero(ティベロ) RDBMS 5.0」 (バージョン5.0が日本市場初登場となります)
出荷開始日:2012年2月1日
価格: Standard Edition One / Processor単位 409,700円~(税別)
Standard Edition / Processor単位 1,236,400円~(税別)
Enterprise Edition / Processor単位 3,355,900円~(税別)
対応環境(稼働環境):HP-UX、AIX、Solaris、Redhat Linux、Windows
※Tibero RDBMS 、Tmax、Tmax OpenFrame等は、Tmaxグループの登録商標または商標です。
※オラクル、Oracle等は、米国Oracle社の登録商標または商標です。
※記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
<お問い合わせ先>
■報道関係の方のお問い合わせ先
日本ティーマックスソフト株式会社
経営本部マーケティング担当 : 武田
TEL : 03-5765-2554
FAX : 03-5765-2567
E-mail : mailto:marketing@tmaxsoft.co.jp
■一般の方のお問い合わせ先
日本ティーマックスソフト株式会社 営業部
TEL : 03-5765-2554
FAX : 03-5765-2567
E-mail :mailto:sales@tmaxsoft.co.jp
URL :https://www.tmaxsoft.co.jp/