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コロニー・ブランズの関連会社であるSCデータセンターは、OpenFrameでイノベーションを起こし、ビジネスの俊敏性、ROIを向上させます。

スイス・コロニー、モンゴメリー・ウォード、セブンス・アベニュー。これらの有名なカタログブランドは、コロニーブランドと関連会社を構成する25社の一部です。同社はチーズやその他の食料品の販売から事業を開始しましたが、その後驚異的な成長を続け、ビジネスを拡大しました。コロニーブランドは、一般的にはアパレルや靴、ホームインテリアや家具、アウトドアグッズ、健康と美容、エレクトロニクス、おもちゃ、食べ物や贈り物など、ダイレクトメールカタログを通じて幅広い製品を提供していることでよく知られています。ダイレクトメールとオンライン注文は売上の94%を生み出しており、今後は即時決算およびその他のクレジットサービスを顧客に提供していく予定です。

課題

  • 革新と効率性の向上を妨げているメインフレーム環境の閉鎖性
  • パフォーマンスにマイナスの影響を与えているレガシー・アプリケーション
  • 高コストのインフラとメインフレーム
  • 信頼性と可用性に関する懸念

結果

  • 年間75%のコスト削減
  • メインフレームと比較してのROIの増加
  • パフォーマンスの改善
  • 高可用性と信頼性の獲得

TmaxSoftのソリューション

OpenFrame Tibero

課題

コロニー・ブランズの関連会社であるSCデータセンターは、IBMメインフレームに6つのコアビジネスシステム(700 MIPS)を収容していました。このクローズなインフラ環境は、技術やモバイルに関して精通した消費者のパフォーマンスへの期待を満たすことを妨げていました。メインフレームはまた、同社が市場の変化や顧客の要求に迅速に対応することも妨げていました。SCデータセンターは革新を求め、クラウドへの移行が最善の選択肢であると判断しました。クラウドに移行すれば、メインフレームとインフラのコストを減少させることもできます。長期的な目標は、メインフレームを完全にシャットダウンすることです。 SC データセンターは、アプリケーションのリライトを含むいくつかのオプションを検討した結果、メインフレームのリホストが最適であると判断しました。これにより、ビジネスロジックやコードに影響を与える可能性のある大幅なリライトなしで、従来のアプリケーションをクラウドに移行することができます 。SCデータセンターは、新しいクラウド環境に移行後に、新しいアプリを再設計し、作成することを検討しています。 SCデータセンターはまた、特にリアルタイムで行うクレジット承認を含めたトランザクションに対しての信頼性と可用性も求めていました。

ソリューション

SCデータセンターは、メインフレームのリホストのためにTmaxSoftのOpenFrameを採用しました。OpenFrame採用の決定要因は、SCデータセンター社が必要としている効率性やパフォーマンス、速度を提供するための信頼性と可用性を提供するアクティブ・アクティブのクラスタでした。また、同社が決定したもう一つの要因は、OpenFrameのビジネスモデルでした。OpenFrame を使用してリホストするプロジェクトでは、クライアントのすべてのレガシーアプリケーションを AWS クラウドに移動する必要がありました。このプロジェクトには、メインフレーム上の3,685本の COBOL アプリケーションと 327本 のメインフレームのアセンブラー分析、867個 のミドルウェアおよびCICS と 5,766本 のバッチプロセスの移行、4,741 のデータセットと 400 個のデータコムテーブルのモダナイゼーション、および OpenFrame の運用および管理機能の新しい環境へのインストールが含まれていました。プロジェクトの結果、SCデータセンターのすべてのレガシーアプリケーションが AWS クラウドに移行されました。これにより、SCデータセンターは年間約75%のコスト削減を報告しています。オンライン、リアルタイムシステム、Webサービストランザクションなど、ビジネスオペレーション全体のパフォーマンスは期待に見事に応えました。AWS クラウドプラットフォーム上の OpenFrame は、クラウドへの接続の中断がオンライン処理に影響を与えないように、高可用性と信頼性を担保しています。最も重要なことは、SCデータセンターが現在、イノベーションとビジネスの敏捷性のためのインフラストラクチャを持っていることです。リホスティングの後、同社は完全に統合された自動化ソリューションを構築して顧客データ管理を合理化し、過去に達成できなかったことを数日で達成できるようになりました。今後の計画には、OpenFrameを同社のテクノロジーインフラストラクチャのハブにするという計画が含まれています。

レガシーアプリケーションのリホスティングにより、SCデータセンターはメインフレームへの依存を大幅に減らしました。またイノベーションに必要な俊敏性と効率性を獲得し、コストを管理できるようになり、アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができました。つまり、OpenFrameのおかげで大きなROIが実現できたのです。「TmaxSoftの OpenFrameと AWS クラウドプラットフォームで実現する運用コストの低減は顕著です。当社のレガシー環境は現在、動的かつ経済的に拡張されています」

– SCデータセンターのVP/CITO、スティーブ・クレトニー

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